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ずいぶん前に購入したトチ、栃の木です。
花台か箱物か何かを作ろうと
木工部屋の片隅で出番を待っていたのですが、
買ったものの、木目の模様の杢(モク)が立派過ぎて、こちらが引いてました。
最近、カトラリーや握り寿司に興味を持ち始めたので、
「そうだ!寿司を盛る木の大皿を作ろう。」と決断。
決まると速い。早速制作にかかります。
木工をやってて、この作業はとっても気分いいです。
汚い汚れた木でも、新品以上になるからです。
しかも、自動で平らな面にカンナ掛けしてくれる。割と安全だし簡単。
これが無いとマッキーの木工は出来ません。と言うか、自動カンナを昔頂いた事が
木工を始めるきっかけになったわけですが。
無垢の木はいいですね。杢を見ているだけで、
何年も自然の中で生きて来たんだと思いが巡ります。
楢(ナラ)の虎斑(トラフ)なんかも大好きです。
昔の小学校の天井、雑巾を投げた痕跡なんかも思い出しちゃって、、、、(笑)
カンナ掛けの次は、卓上丸ノコを使って縦横の幅を切り、
次に治具を使ってトリマーのディッシュビットと チェアシートビットで凹部を加工。
外周はテーブルに固定したトリマーでトリミング。
トリマーを使ったので、割と短時間で完成しました。
研磨は大変でしたけどね。
仕上げは木固めエースとワックスでバフ研磨という変な組み合わせでやってみました。
何年もかかって自然に出来た杢を見てると、
大切に使おうという気になります
サイズ300×480×25mm
木の大皿を2枚完成させました。
前回のトチ(栃)に続いて、
今回はブビンガという、以前椅子を作った残りの木を使いました。
赤っぽい木で好きな木の一つです。
もう一枚は玉杢の入ったタモです。
木目は違いますが、野球のバットもアオタモというタモの仲間ですね。
作り方は前回と同じように、トリマーが活躍し、
ペーパー掛けはランダムアクションサンダーが活躍しました。
しかし、内側のコーナーの隅が丸型のサンダーでは届かず
前回は手磨きだったので大変でした。
そこで今回、アイロン形のマルチサンダーを購入。
先端が三角なのでコーナー磨きが楽でした。
ペーパー(#600)掛け後。
ブビンガの最終仕上げはオスモカラー(#3101)
タモの最終仕上げは水分が皿に浸み込まないように、
2液性ウレタンを薄めに塗布。「塗っては磨き」を数回繰り返し
完成させました。
これで3枚出来上がりました。上からタモ、トチ、ブビンガ
トチの皿は葉瀾を編んで下敷きにしてあります。
フランスパン大好きです。ワインを飲みながら、
外はパリっとして、中は ほんわか酵母の醗酵臭が匂う
フワフワのパンを食べてると、ついつい飲み過ぎ食べ過ぎています(笑)
『小さく切っちゃうと、食べ残りは乾燥するので、食べる分だけ食卓上でカットしながら食べられたらいいなあ〜』
と言う要望で、フランスパン用の細長いカッティングボードを作ることにしました。
普通に切ってカンナを掛けただけの『まな板』では味気ないので、
ここは一つ、お洒落にデザインも加えることにしました。
まずは木選び。白っぽいくて清潔感があり、板目の細かい木ということで、ブナの木を使いました。
積み木なんかに よく使われる木です。
横にスリットを入れていきます。
そこにスリット幅に合わせた黒檀を嵌め込みます。
木工ボンドが乾くまで放置
はみ出た黒檀をカットし、自動カンナとトリマーを使い形を整え、
磨いて完成です。
シンプルに塗り物は無し。
黒檀を嵌め込んであるので、物差し代わりにもなりますが、
正確にパンを切る為ではありません(笑)
先日釣って来たオニカサゴのポアレと一緒に乾杯!