GWちょい前、家内の山口県の実家に帰省しました。「両親に新鮮な美味しい魚を食べてもらいたい。」を強調して、大畠町の光栄丸という釣り船を予約しました。光栄丸はHPを持っており、過去の釣果を見ると、かなり良さそうだし、親切、丁寧さがHPから伝わって来ます。
船頭さんによると、ここは日本3大潮流の一つだそうで、大潮の時は渦を巻いて潮が流れるそうです。そんな場所ですから餌が豊富で、大鯛が沢山いて、いっぱい釣れることで有名です。もちろん速い潮流下で育つ魚は美味しいのです。エビを餌と撒き餌に使っている所、アミやオキアミを使わない所など、伊勢湾と共通点が幾つか有ります。また、春先はコウナゴを使うそうです。これも同じですね。
去年のGWの頃には大きな鯛がバンバン釣れていたそうですが、今年はまだ鯛には早いそうで、今回はメバルが本命です。全国的に季節が少し遅れているようです。前日、裏山で掘ったタケノコと一緒にメバルを甘辛く煮て食べる、が筋書きです。
7時開始早々、竿先に「お早う」のメバルのあいさつがありましたが、追い食いをしてきません。中型ながら本命が1匹釣れました。急な冷え込みか、活性が低そうです。船頭さんも同じで、色々なポイントを探りましたが、イマイチ状態が続きました。こうなると、頭の中は今晩、誰がどの魚を食べるのか?大きいのはやっぱりお父さん、その次はお母さん、・・・・・自分にはメバルの割り当てがない。カサゴで我慢か?などと、食卓にのぼる魚の分配を考えてしまいます。
しかし11時頃になると、今まで数隻だった船が30隻ほどに、まわりの港から出て来ました。どうやら時合いのようです。この船頭さんの上手い所は、沢山の船に群れません。ですから場所荒れしていない場所を狙うので、釣れる魚が大きいようです。先ずは橋の下付近で、大きなカサゴが次々に釣れました。これでおみやげを沢山キープできました。
一日の釣りを通して見ると、一日中釣れれば良いのですが、そんなことは滅多に有りません。今日は後半に釣れる時合いが来たようです。突然、アイナメかと思わせる強烈な引きが来ました。慎重にやり取りして上がってきたのは、何とメバル仕掛けの一番上に3年生のクロダイが掛かっていました。お刺身用ゲット。
さらに今度はメバルの釣れるポイントへ移動です。高い捨て石が入れてある築磯らしく、根掛かりは多いものの、ポイントを流す毎に釣れてくるメバルは大型でした。
久しぶりの瀬戸内海の釣り、景色も良いし、美味い魚がたくさん釣れて、帰る頃には、余った魚の始末を考えていました。強調文も果たせて、両親に喜んでもらえそうで、良かった、良かった。
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