2000年前半 釣行録

6月8日 沖ノ島 曇り 波中 小潮
師崎出港 敏栄丸
釣果(船) マタカ
10匹
メバル
4匹
 師崎方面では夜釣りの季節になりました。1日の解禁日に行く予定をしていたのですが、天候が悪く中止となり、その1週間後に出かけました。7時出港なので仕事を早く済ませたアフターファイブにはもってこいです。ただ難点は、いくら船に明かりが有るといえども、やや老眼が気になりだしたマッキーにとって、仕掛けやウタセエビの細かいところが見にくい点です。

 当日も開始早々、糸巻きから仕掛けを出すのに絡まってしまいました。モタモタして仕掛けをまだ下ろす前に船頭さんの方にはヒットしたようです。こちらはモタモタ、あちらはタモタモです。焦る。焦る。態度は平静、心はパニック。

 予備の道具に変えてやっと開始です。流し釣りで、仕掛けはハリス6号の、伊勢尼針13号3本バリの手釣り、オモリ30号です。餌はアオムシを使っている船もありますが、ウタセエビでやりました。どうもこちらの餌の方がアタリが面白く、特に手釣りでアタリを楽しむのならお勧めです。竿の場合はアオムシの方が良いような気もします。

 8時、来ました。『コツ』というアタリが。2,3手、手繰ると重くなり魚を確認。さらに糸を手繰ると、やや軽くなり船に向かって魚が泳いで来ます。そして船縁で最後の抵抗を見せエラ洗い。そこを空かさずタモで掬い上げます。

 いつも最後は船頭さんにタモで掬ってもらいますが、一人で全てを行う船頭さんの姿を見ていると流石にプロを感じさせます。他船を見ていても、この辺のあしらいは船頭の腕前の程をかいま見るような気がします。

 順調にマタカ4本と大きなメバル3匹を釣り上げた所で、11時の沖上がりまで後30分。『コツ』というより、ハゴのようなだんだん重くなるアタリがあるので手繰ってくると、ズッシリとした重量感がありました。『いっただきー』と言って、楽しみながら船縁まで来た時、魚の抵抗に合わせて糸を出したら、『さようなら〜』でした。変なアタリの時は気をつけた方が良いですね。十分大きそうでしたが『大きくなって戻っておいでー』なんてこと言う訳ない!!
 
 釣りってのは釣った満足感より、逃がした残念感(?)の方が、強く心に残るから面白いんです。はい、負け惜しみです・・・。

 大マタカの場合、下で弱らせておいて上で一気に勝負、でした。この時期のマタカ、脂がのって、味は最高です。


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