2000年後半 釣行録

10月5日   西浦    晴れ  小潮
師崎出港 敏栄丸
釣果(船) クロダイ
29匹
マダイ
10匹
マゴチ
10匹
シオ
2匹
カガミ
1匹
 
 連日、伊勢湾ではハマチが良く釣れている。多い日には一船100匹程上がる日もあるそうだ。天然ハマチの美味しさとあの強烈な引きはたまらない。しかし、今回は船宿に頼んで、敢えて「釣れなくても良いから・・・」とクロダイ釣りをやってもらいました。今年は敏栄丸もクロダイ釣りが初めてで、どうなることやら。初に弱いマッキー、「ダメでも良いから」、でも本当は「何か釣れるだろう」と言う皮算用でした。

 毎日同じ場所で餌を撒いていると、魚が寄っていて釣り易いのですが、今日は初日だからそうはいきません。でも逆にウブな魚が多いので、太いハリスでも掛かりやすく、外道で釣れる魚も、特にマゴチなどは大きいから、楽しめます。が、運が悪いと『ボ**』で終わってしまいます。今回はサバ釣りの経験は有るものの、仕立て船初めてのM氏とベテランO氏の3人で出かけました。

 最初、M氏に仕掛けやウタセエビの付け方を指南して、暫く見ていると直ぐに下バリの餌が取られる。エサ取りにしろ、魚の活性は高いようです。最初から餌を取るから、撒き餌が効いてくると更に活性が高くなり、魚も「何事か!」と周りからどんどん集まって来るみたいです。

 何とか独り立ち出来そうなM氏を見とどけて、釣りにかかりました。餌を投入して底に着くか着かないかの内に、餌を引ったくる様なはっきりとしたアタリがあり、25cm程のマダイが幸先良く釣れました。続いて予想通り大きなコチが釣れ出だし好調なスタートです。

 撒き餌が効いてきた頃、船頭さんが本命クロダイを釣り、本命の居ることを確認。更にトモのO氏も本命を釣りだして、絶好調モードイン。竿をガクガク踊らせて上がってくるクロダイにVサインの連続でした。

 ミヨシの二人はやや本命に見放されていましたが、満潮の10時頃やっとアタリがあり本命ゲット。しかし、続いて釣れてくるのは美味しいとはいえ外道ばかりで、M氏にフグが釣れたところで、「これはイカン」と、M氏にトモに場所移動してもらいました。

 これが大当たり、「信〜じられん!」の叫びを連発して上がってきたのは、見事な5年生のマダイ。初めての鯛釣りでこんなの釣っちゃって、彼の周囲は興奮の坩堝と化してました。彼の足の震えを見て、釣りに誘ってホントに良かったと一安心、皆で喜びを分かち合いました。

 O氏の爆釣モードも続き、美味しい外道も沢山釣れて、皮算用成功の一日でした。ハマチが3匹程混ざると完璧に言うこと無し。欲を言えばきりが無い、ですね。


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