行くたびに調子が上向いて来ているハゴ(クロダイ)釣りに、今回はベテランO氏とK氏の3人で望みました。目標はズバリ束、即ち100匹です。一人当たりノルマは20匹、後40は船頭さんが釣ってくれるだろう。などと言って、朝っぱらから車中、3人のテンションは上がりっぱなしです。
今回も釣り場は師崎を出港して10分程の場所、西浦です。ここは敏栄丸が毎日イカリを入れて、撒き餌をしているので魚を集めやすい所です。ハゴ釣りは釣り始めると真剣に口も聞かず、釣りに集中しないと釣れないので、逆に釣り始める前はワイワイガヤガヤとにぎやかです。
釣り始めて30分、K氏に最初のハゴが釣れ、続いてO氏にも、ヒラメとハゴ、船頭さんにもハゴ2枚と皆さん好調です。放流サイズの小鯛しか釣れないマッキーは最初から、やや焦り気味です。トモの特等席に座を構えるものの、ハゴらしきアタリは全くありません。いや、気づかなかったかも知れませんが。
オモリのサイズを色々と変えてみると、ようやく竿先に重みを感じて、送り込んで大きく合わせると、ヒット。待望の第1号が釣れました。釣り初めて1時間ぐらい経ってから、やっとの事です。それからはタナもつかめて順調に釣れ出しました。急加速、時速10匹のペースです。
絶好調宣言が出た10時頃には、仕掛けを降ろしてゆっくりタナを取ろうとしていると、ハゴが勝手に釣れてきてしまいます。撒き餌の効果が完全に効いて、ハゴが荒食いしているようです。ハゼ釣りより簡単と思えるほどです。しかも釣れてくるハゴは3年生が主体で、そのガツガツした引きはたまりません。
午前中に前回を上まわって30匹釣ったところで、昼飯。午前中タナをつかみきれず悩んでいたO氏も後半絶好調。アタリとアワセの呼吸もひったりと合って、高確率でハゴをヒットさせていきます。手釣りで望んだK氏も初めは「難しい、難しい」の連続でしたが、途中で開眼。ノルマ達成。
勿論、船頭さんは最初から最後まで、ずーっと釣りっぱなし。少し手を休めていても、3人の内、誰かが魚を掛けている状態でした。
昼飯後、潮の流れが変わったので、トモからミヨシに移動、40匹を越えたあたりから、自分で釣った魚の数も分からなくなり、釣り疲れモードになりました。その時、隣のO氏が「タモ、タモ〜」と雄叫びを上げながら釣ったのは4年生の元気なマダイ。そしてマッキーの方にも、「タモ、タモ〜」と言って掬ってもらったのはアオリイカ。
帰港して、魚を4人がかりで絞め、並べてみると、束どころか、2束に近い数でした。多分こんなにハゴが釣れることはもう無いと思います。そう言いながらまた200に挑戦しますが・・・
|
|