2000年後半 釣行録

10月29日 師崎沖 晴れ  大潮
師崎出港 敏栄丸
釣果(船) クロダイ
106匹
マダイ
12匹
マゴチ
3匹
太刀魚
1匹
アジ
10匹
マタカ
3匹

 今回は伊勢湾で船釣りを扱っているホームページの管理者同士が集まって、ミニオフ会を開催しました。釣りの情報発信はもとより、多くの人が仲良く釣りを楽しめるように、役立つホームページ作りを目指したい、という目的で、題して『第1回船上管理人会』なんて難しそうな名前を勝手に付けました。

 参加メンバーは『知多半島師崎・乗合船の釣り』の第六天之魔王さん、『M’s Anglers』のM’s papaさん、『Dragon Fishing Report』のDragonさん、そして私マッキーの4人です。

 前日の夕方、毎回お世話になっている船宿の敏栄丸の親父さんから、「今日師崎沖でクロダイはじめマタカや太刀魚が大漁だった。明日も狙うときっといいよ。」との嬉しい情報を得て、早速他の3人にも「期待十分!」とメールを送りました。

 前日午後より雨が降り出し、雨の後は風のイヤな予感がしていましたが、幸いにも天気の回復が遅れ、北西の風の吹き出しもなく、曇り空で波も大した事なく良いコンディションでした。

 朝、6時半前に船着き場に集まって、「おはよ〜う。よろしくお願いします。」のあいさつ。初めてお会いする魔王さんとも、初顔合わせとは思えないところが、共通した趣味を持つ者同士の良いところです。荷物を船に積み込み7時前に出港です。

 参加を呼びかけた私、マッキーとしてはどうしても、みんなに沢山魚を釣ってもらいたい、といつもとは違う緊張感がありました。予定していた場所で2張イカリを打ち、船を固定して、いわゆる掛かり釣りをします。魚探を覗いていると魚礁の沈船の影があります。魚も出ています。

 天気は曇り、波無し、餌充分、昨日大漁、漁探に魚、船頭上手、お客も上手。もうこうなれば釣ったも同然、なんて気がしてきました。

 餌はウタセエビ、ハリス3号の鋳込みバリを使いました。タナは33mとちょっと深めです。今回、全員オモリ負荷10〜15号の竿で臨みました。

 手頃な大きさのエビを付けて釣り開始。さっそく、おもて(前)でマッキーと並んで釣っていた魔王さんの竿に何やら変なアタリがあり、何か釣れた様子です。竿が大きくしなっている。海面にヌーっと姿を現したのは大きなマゴチでした。メールで魔王さん、マゴチが釣りたいと言ってたので、その願いが開始早々に叶ってしまいました。

 こうなると人間欲が出る。今度はハゴだと言わんばかりに、魔王さん真剣に竿先を見つめています。無口の高倉健になっている。隣で軟らかい竿でオットトトトト・・と言ってオーバーなロッドアクションで釣っているマッキーに、ついついつられた魔王さん、送り込んで大きくアワセを入れたら、手応え十分のヒット。待望のハゴがきました。何事も無かったかのように大魔王の貫禄を見せつけ、更に追加。つい顔が緩んでも、直ぐに健さんになり、真剣で釣り続けていました。かなり釣ってましたね。

 マッキー、10時までにハゴ10匹を釣ってコーヒータイム。持参したお湯を注いで飲む船上コーヒーはインスタントでも旨い。そして記念撮影用にカメラを持って、温かいコーヒーをトモの二人に差入れしながら、おしゃべりタイムに行きました。ところがプレッシャーをかけに行ったのですが、逆にプレッシャーを感じてしまいました・・・・・

 ・・・・・M’s papaさんもDragonさんも流石です。開始早々にアタリの取り方の要領を得て、初めてだとは思えないくらい絶好調。何年も通い続けている人でも、なかなか釣れないのがハゴ釣りなのに。おしゃべりしている間にもヒット、ヒットの連続。オモリが着底するまでの僅かな時間だけしかコーヒーを飲めないくらい大忙しでしたね。不思議にカメラを構えるとアタリが有り、ヒット。どうも写真に写りたがっているハゴがここにいっぱい居るようでカメラマンは大忙しでした。

 その後もボチボチですが釣れ続け、カンコを覗くと真っ黒になってきました。、お昼に最近はまっているカップ豚汁で乾杯(?)して、おにぎりを頬ばりました。勿論、船頭さんも名人技でハゴを釣りまくってました。午後になるとやや食いは落ちたものの、太刀魚やマタカも釣れて、美味しいその他の魚も増えました。

 沢山釣れた事はさておき、全員にあのハゴ釣りの繊細なアタリと、その後に来る荒いゴツゴツした引きを味わってもらったことが主催者として一番嬉しかったですね。
 


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