2000年後半 釣行録

11月9日 西浦 晴れ  大潮
師崎出港 敏栄丸
釣果(船) クロダイ
28匹
へダイ
8匹
マゴチ
2匹
カワハギ
1匹
アジ
2匹
アイナメ
1匹
ハマチ

 ハゴ(クロダイ)釣りも後期に入り、近場では数も減ってきました。そこで今回は今まで外道だったカワハギとアオリイカを狙ってみようと、何時ものO氏とで出かけてみました。狙いは違うがポイントはクロダイ釣りと同じような所です。

 今まで、ハゴ(クロダイ)釣りに夢中で、邪魔者扱いしていたカワハギを、今度は本命で釣ろうというわけです。ハゴ釣りの仕掛けでも、間違って時々釣れるこのカワハギ、新鮮な血抜きをした乳白色の肝のまったりとした味は、釣り人でしか味わえない味の一つだと思います。

 ところが、何時でも釣れるだろうと思って舐めていたカワハギ、いざ釣ろうとしてみると、なかなか難しい。枝バリを短くし、ハリもカワハギ専用の小さなハリで投入、暫くすると全く知らぬ間に餌が無くなっているのです。

 タタキ釣り、きき釣り、たるませ釣り、1,2の3釣り?と色々釣方を試みますが、全くヒットしません。多分、カワハギは居ることは居るようですが、数が少なくて、餌の取りあいをするような状況では無さそうです。そう判断して1時間程でギブアップ。クロダイ釣り仕掛けに変更しました。

 クロダイも最初のうちはアタリが無く、辛抱の釣りでしたが、10時頃より撒きエサの効果が出てきたのか、だんだん掛かりだしました。カワハギを釣りたいと思っていても、クロダイが掛かると、この引きの強さ、面白さに、ついつい、こちらの世界に入り込んでしまいます。

 キビレ、へダイ、クロダイを10匹程釣ったところで、土産は出来たし、と昼飯タイム。11月ともなると海上は寒い。おにぎりと何時もお気に入りのカップ豚汁で体を温めました。

 午後に再びカワハギの肝が頭を過ぎり、本命のカワハギ釣りの仕掛けにしました。しかし本命のカワハギはやはり釣れずに、小鯛やへダイ、アジが釣れてきます。そこで、またまたハゴ釣りの仕掛けを取り出し、ハゴの世界に逆戻りです。

 2,3匹ハゴを追加して、ジッと竿先を見つめていると、波の揺れとは少し違う、重みを感じ、送り込んで大きく合わせを入れます。合わせるときに一瞬魚が乗るのですが、掛かりません。同じアタリがあり、今度は少しゆっくり送り込むとフワフワしています。ゆっくり大きくアワセを入れると、すっぽ抜けました。

 どうも第2本命のアオリイカが居るようです。早速ハリに孫バリのようにして、掛けバリを追加し、投入するとすぐにヒット。狙って掛かるから何とも言えない満足感があります。が、満足はそこまで、4,5mリールを巻くとファっと軽くなってしまいました。同じような事を2度、3度繰り返し、ついにはアオリの乗りが悪くなってしまい、アオリにも降参です。

 カワハギの肝とアオリイカの刺身、美味しいものは、そうは簡単に食べさせてくれません。だから美味しい。などと負け惜しみを言って、またまた、ハゴ釣りの仕掛けに変えました。考えてみれば臨機応変、いや優柔不断でしたね。第3本命のハゴと第4本命のハマチはゲット出来たので充分満足『よーあっぱれ〜』でした。贅沢言ったら『渇ー』ですね。
 


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