2001年前半 釣行録


2月11日 田曽沖 晴れ 凪→波高
三重県迫間浦出港 船宿愛光丸
釣果
(船)
オニカサゴ
8匹
フサカサゴ
9匹
カサゴ
4匹
アヤメカサゴ
11匹
オキナヒメジ
1匹
ムシガレイ
2匹
水フグ
2匹
ヒメ
多数

 オニカサゴ釣りの面白さにハマってしまい、再び三重県まで遠征してきました。今回はこの釣りを教えてくれたdragonさんと、エフマガでお馴染みのM's papaさんの3人のミニオフ釣行です。天気図では先回と同じように風が強そうな気圧配置だったんですが、意外にも午前中は冬とは思えない凪の状態でした。

 前回、中深海釣りが初めてだったので、最初少し要領が分かりませんでしたが、今回は2度目で感触が残っている事でもあり、心に余裕がありました。気合いと期待だけはいっぱいです。

 午前3時半刈谷市を出発、道中オニカサゴの事やらメバルの事やら賑やかに、しゃべりっぱなしの楽しい道中で、迫間浦には5時40分に到着しました。出船6時半でしたが、港は筏や海上釣り堀に行く人でいっぱいです。

 リアス式海岸の奥まった所にある迫間浦港から鯛の養殖生け簀、釣り筏、磯釣りをしている人達、紀伊半島の山並み、遠くに大王崎、を眺めながら、船は外海に出て、釣り場の田曽沖に向かいました。

 約1時間の航程で到着、オモリは今回は150号を使用との船長からの指示があり、前回より深場を攻めると確信、仕掛けは前と同じ片天3本バリで、釣座は左舷ミヨシ、エサにカツオのハラモを付けて第1投を沈めました。

 2度目の挑戦とはいえ、最初は緊張しています。電動リールから勢いよく糸が出て、90m付近でトンとオモリが着底、海底はやや柔らかそうです。糸ふけを取り、海底より1mほど棚を上げてアタリを待ちます。暫くして竿先に僅かな反応があり、一応チェック。本日1号で上がってきたのはムシガレイでした。

 再び余りにも小さな引きだったので空荷かと思いながらも、一応チェックで巻き上げると、釣れたのは本命のオニオコゼではありましたが、15cm程で迷わずリリース。「5年経ったらまた合おう。」と放してやると流石にオニカサゴ、一気に海底に潜っていきました。

 正直言ってこのサイズだと、アタリは分かるのですが、上がってくるとき、魚が付いているのか、いないのか分かりません。「あれっ、釣れてたぞ。」って感じです。

 その後もボチボチ釣れるのですが、ヒメや名前の分からない熱帯魚の様な魚ばかりでした。場所を移動したら今度は根掛かり多発地帯でしたが、カサゴのアタリも増え、フサやアヤメが全員好調に釣れだしました。

 海上は益々凪の状態になった9時半頃はっきりした強いコンコンとしたアタリがあり、電動リールの強の巻き上げで合わせ、しっかりした重量を確認。期待を込めて、ゆっくり電動を巻き上げました。ひょっとしたら水フグかも?とも思いながらも、水面に現れたのは、思わずM's papaさんが「でっけえー」と叫んでくれたサイズのオニカサゴでした。自分でもビックリです。帰って計ってみると43cm、1050g、オニ釣りがもう止められんサイズでした。

 二人から祝福を受けて写真撮影。その後安心感からか、お昼を挟んで2時間ほどはボチボチになってしまいました。1時前に潮が動き出したのか、再びオニが釣れだしたので2時まで釣ることにしました。その甲斐があって、本日好調のdragonさんが『重たーい。マッキーさーん、タモお願いしまーす。』と。これもやはり良型サイズのキロ級でした。

 M's papaさんもオコゼ釣りデビューで大型には恵まれなかったものの、ちゃんとたくさんオコゼを釣り上げたばかりでなく、次回へつなぐ細かい情報収集をしている。この辺の釣りに対する凄い情熱が流石です。
 
 帰ってオニカサゴを3枚におろして薄造りに、皮や胃袋部分は湯引いていただきました。美味すぎて言うこと無し。次の日に頭とカマを鍋で食べましたが、これまた上品で深みのある味でした。オニカサゴ、最高。

 

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