11月になったし、そろそろハゴ(クロダイ)を諦めてマダイ狙いで出撃か、と思っていた釣行前日、船宿の敏栄丸に様子を聞くと「今日、ハゴが48枚釣れたよ〜♪」との嬉しい返事に、早速ハゴ釣りの準備をする。今回はハゴ釣り大好きのO氏と二人で釣行。二人とも秋になるとハゴが頭の中で泳ぐ。嬉しい悩みの多いハゴ釣りなのです。
天気も良く、波もない。潮も良いので期待十分。良過ぎてかえって不安なくらい。昨年、今年とハゴ釣りは師崎の近場での釣りが多かったので、伊良湖でのハゴ釣りは久しぶりです。
この日は大潮で潮の流れが速く、時間とともに潮流の変化があるので、糸がふけてオモリが持ち上がり、しかも低過ぎず高過ぎずの、マメな「当たりタナ」を探さねば、ハゴはたくさん釣れないので大変です。
釣りを始めて最初の数回は、仕掛けを上げてもエサのウタセエビが食われませんでしたが、暫くすると撒き餌が効いてきたのか、エサが食われる様になって来ました。さすがの船頭さんが早速2匹続けて掛けて、掛かる場所を指示してくれました。
40号のオモリの2回目の棚とり(2シンダチ)で少し待つとハゴの重みが竿先に伝わり、送り込んで合わせる。竿先が水中に突っ込み、ゴツゴツと元気に引きます。潮の流れが速いので、掛かった魚が流れを背負い、いつも以上に重量感が伝わってきます。ハマチのダブルを挟み、早くも絶好調で4連ちゃんでハゴをゲット。しかし5匹目でバラしてしまい、暫くハゴのアタリが遠のいてしまった。シマッタ!
その代わり今度はO氏が絶好調。リールの故障で出だし一人蚊帳の外だったのが、5匹連続で釣り出しました。短竿でハゴとまるで会話をするように楽しんでます。が、6匹目で痛恨のバラシでやはりリズムが狂い、悩みの世界へ。
今日のハゴは特別食い込みが悪く、よほど送り込んで合わせてもまだ早いのか、途中でバラシが多いです。いっそ上顎でも良いからと、ハリを新品に変え、腰を使って立ち上がって大アワセをすると作戦成功。小ぶりのハゴだが上顎に刺さって釣れました。しかし次に掛かった大きいハゴを船縁でちょっとハリスを弛ませたすきにバラしてしまい、この邪道作戦も終了。オーソドックスにまた「当たりタナ」をこまめに探りました。
そんな釣れたり釣れなかったりの、試行錯誤と悩みの釣りを繰り返しながら、昼の潮変わりまでに、みんな20匹程ハゴを釣り、余裕です。今日の目標60をクリヤーしたようなので、おにぎりを頬ばりながら、穏やかな伊良湖の風景や他の船の釣る様子を見て、ゆっくり秋の優しい日差しを楽しみました。
午後からは、潮が変わり暫くアタリが有りませんでしたが、上げ潮が速くなってきたので、オバセ釣りの要領にしたら掛かり出し、ダメ押しの5連ちゃんゲットで気分良く納竿できました。
ああ、気持ちよかった〜(^-^)v
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7時に師崎漁協の船は一斉にスタート
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ハゴの干物も絶品です |
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