2001年後半 釣行録


7月12日 師崎前 曇り  旧暦22日
師崎出港 敏栄丸
釣果
(船)
マタカ
3匹
セイゴ
1匹
メバル
1匹

 型の良いマタカを釣るチャンスなので、毎年師崎前の夜釣りには欠かさず出掛けています。しかもこの時期のマタカは一番美味しい時期なので、夜釣りはすっかり我が家の夏の風物詩になっています。この日は午前中鮎釣りに行って、夜はマタカ釣りと元気いっぱいの釣り三昧でした。

 今回は息子のソウと船上釣り勝負です。マッキーはウタセエビのエサで手釣り、ソウはアオムシで竿釣りです。勝負の前に船釣りはバリバリの初心者のソウに、エサの付け方から、リールや竿の操作の仕方などを説明していると、早くも「もう釣れたよ♪」と船頭さんが2.4kgのマタカを釣りました。

 幸先良いスタートに、「沢山釣れたらどうしよう」などと皮算用。2日前の解禁日にはこのサイズを12本釣っている。昨日も5本だったとか、今日は、、?

 さて、ソウがひと通り釣り方をマスターして独り立ちしたので、自分の釣りに専念します。あたりがだんだんと暗くなってきて、長良川の鵜飼いの様、勝負に相応しい雰囲気です。

 「底、分かる?」と声を掛けようと、チラッとソウを見ると、何やら必死でリールを巻いてます。「魚か?」 「いや、わからん」 「重いか?」 「重くなったり、軽くなったり」、、、「オヤジータモ!」

 タモで掬うと、1kgくらいのマタカでした。今までの真剣なソウの顔から、嬉しそうな笑みがこぼれます。そして、マッキーにも待望の初のアタリ。しかし残念、空振り。それを横目にソウは「アレッ、付いとったのか。」とか何とか言いながら、続いてセイゴゲット。

 おかしい? 何故バリバリ初心者が?こちらには全くアタリ無し。そしてまたまたソウがヒット!竿も最初のより、かなりしなって満月、引きが強烈でリールが巻けません。オヤジはまたしてもタモ掬いの役です。2kgのマタカをソウがゲット。この大きさには本人もビックリでした。

 オヤジマッキーは負けまいと、粘って、粘って、全神経を指先に集中させ、マタカの小さなアタリを待つ。そして最後に、ようやく魚信! しかし軽い。上がってきたのはメバル。美味そうだがマタカと比べあまりにもサイズが、、、逆転満塁ホームランにはほど遠い結末に、益々ご機嫌になるソウでした。


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