2001年後半 釣行録

9月20日 三重県
迫間浦
晴れ  旧暦4日
迫間浦出港 愛光丸
釣果
(マッキー)

オニカサゴ
フサカサゴ
12匹

カサゴ
5匹

水フグ
3匹

イカ
1匹

その他
2匹


 久しぶりのオコゼ(オニカサゴ、フサカサゴ、イズカサゴ)釣りです。この釣りに行くのに一番辛いのは早起き。みんなの寝る2時頃に起きて2時間かけて迫間浦まで行き、5時に出港です。今回もオニカサゴの師匠、いわゆるオニ師匠の東海市にある『フィシングいとう』の伊藤氏と出掛けました。

 5時少し前にリアス式海岸の奥まった迫間浦港に着くとまだ暗かったのですが、出港して外海に出る頃にはすっかり明るくなり、心配した台風17号のウネリも大したことなく、風もなく天気も良くてコンディション、バッチシでした。

 1時間半ほどで釣り場に到着。18〜20号のネムリ針3本を付けた片天秤仕掛けに、餌のカツオのハラモを付けて投入、釣り開始です。水深143mで電動リールのカウンターが止まり、糸フケを取って仕掛けを少し持ち上げて後は竿先をジッと見つめ、底から伝わってくる僅かなアタリを待ちます。

 船の揺れとは違う僅かな竿先の動きを見逃さないように、神経を集中させます。待つこと10分、竿先が少し変な動きをしました。食い込みが悪いようですが思い切って電動リールの「強」で合わせると、竿が曲がりグイグイと魚の反応があります。このグイグイが上がってくる途中ずーっと続き、イヤな予感。水フグ(ヨリトフグ)っぽい感じです。

 手を合わせて「どうぞ、オコゼでありますように。」とお祈りするのですが、いやな予感通り水フグが腹をパンパンにふくらませて水面に上がってきました。他のハリの餌もありません。

 しかしこの水フグの猛攻をかわしてオニ師匠はもうオコゼをゲットしています。焦るマッキー。その後もベラのような名前不明の魚、シイラ、ヒメ、カサゴ、、、となかなか本命のオコゼが釣れません。それを横目にオニ師匠は、更に40cm近いオコゼをゲットして、カメラにハイポーズです。いっぽうのマッキー、マダボーズ。

 やや感が戻って来た9時頃、やっとオコゼらしきアタリがあり合わせて巻き上げますが、ひょっとしてまた外道か?と疑がってしまいます。しかし上がって来る途中、水深80m位の所でオコゼ独特の一暴れがあり当確。小型でしたがオニ師匠にタモ助してもらいました。

 顔付きはこんなにも悪いのに、何故あんなに美味いんだ!と、オコゼの顔に感心しながら、恐る恐るハリを外し、ヒレの毒棘を料理バサミでパチパチと十数ヶ所切って、生け簀に入れました。ポチャン。

 その後、順調に釣果を伸ばすオニ師匠に、遅れを取らないように神経を集中させますが、今日は活性が低いようで、なかなか入れ掛かりにはなりません。10時頃、途中変なアタリで、アオリイカのようなイカが釣れて、「美味しいよ」と船長に言われ気分を良くし、それから調子が出だして37cmのオコゼをゲット、その後もポツポツと掛かってきました。

 しかし午後になると収まっていくと思っていたウネリが逆に高くなり、風も出て来て、アタリもますます遠のき2時に納竿して帰路につきました。

 オニ師匠は今日は悪い方と言いながらも、オコゼを16匹、他多数釣っていたのは流石です。ウネリにも係わらず、上手に棚をキープして、しかもオコゼ好みの誘いを入れた腕の差か? オコゼのもっとお好みを早く見つけねば、、、


湯がいたオコゼの胃袋と皮
ポン酢+紅葉おろし+刻みネギ
で頂きます。
コリコリで美味

口に入れるまでは、まずそうですが、、、


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