2001年後半 釣行録

9月25日 山口県
大畠瀬戸
晴れ  旧暦9日
大畠出港 光栄丸
釣果
(船中)

マダイ
13匹

クロダイ
4匹

ヤズ
(ハマチ)
15匹


 山口県の妻の実家に帰省して、大畠瀬戸で釣りをしてきました。光栄丸さんには今回で5度目の乗船です。これまで何時行っても相性が良く大漁なので、今年の大畠は鯛が少ないらしいとの情報でしたが、意に介さず今回も期待十分で出掛けました。

 6時に大畠港を出港、といってもポイントは港のすぐ近くで「こんなに岸に近い所で!」と驚くほどの場所です。秋晴れで波もなく絶好の釣り日和の一日、こんな日は糸を垂れているだけでも気持ちがいいです。マダイは兎も角、ヤズ(ハマチ)なら釣れるらしいので、何とかお土産程度は早く確保したいと、釣り開始。

 仕掛けは胴突き4本バリで、ハリスは4〜5号のハリは伊勢尼11号、枝1ヒロでオモリ10号、水深は17、8mの所を流し釣り。餌はウタセエビで、手釣りでやりました。

 釣り始めて間もなく、小さなアタリがあるが掛かりません。しかし船長は「来ましたよ〜」と言って1Kg前後のマダイを早くもタモ入れしています。

 ようやくマッキーにもコツンというアタリと、元気の良い引きで3年クロダイが釣れましたが、今日はマダイ釣りなので、これはウレシイ外道扱い。船長が好調に1キロ前後を2匹追加するのに、まだ3年生のマダイしか釣れません。1キロの鯛と比べるとかなり見劣りします。

 生け簀の中で悠々と泳ぐ1Kg程の鯛を眺めながら、何とか自分も釣りたいと指先に神経を集中させますが、何しろ慣れない釣り場、伊勢湾と同じ鯛釣りなのに迷いがあるのか、今一つ釣る自信が湧いて来ません。

 船長を見ていると、かなりこまめに棚を取り直しながら、多少誘いを入れています。郷に入れば郷に従え。船長のリズムで真似をしながら魚信を伺うと、小さなアタリがあり、こらえて次の引きを待ちます。「引っ張っていってくれ〜」と祈るような気持ちが通じて、グイグイッと糸が出ていきました。しめた!ハリ掛かりして手に重量感が伝わってきます。

 やっと50cmには少し届きませんが、1Kgぐらいの鯛を釣って一安心です。10時を過ぎると二人とも絶好調。流す毎にアタリが出て、ヤズや型の良いクロダイ、中マダイが次々と釣れました。

 11時頃、船長が今までとは違う顔つきで、魚とやり取りを始めました。かなり大きそうです。マッキーも仕掛けを上げてタモ助の用意、しかし残念、根に持っていかれたようで、ハリス切れ、「悔しいなあー」とかなり残念そうです。

 しかし船長、この後釣り直してすぐに、3.5Kgの大鯛を釣ったのはお見事、流石でした。前のはもっと引いて重量感があったと言うから、かなりデカイ奴だったんでしょう。こんな大鯛を釣るチャンスは滅多にありません。マッキーも何とか1枚と粘りましたが、1kg位の鯛を追加したのみで、これは大鯛を見た後だけに、先ほどは大きく見えたサイズなのに、何だか小さく見えてしまいます。

 食べるにはこちらの方が美味いと負け惜しみを言いながら、実は大鯛がビシューと糸を引っ張っていってくれないかと念じましたが残念、最後の一流しの時間になってしまいました。それにしてもマダイが釣れない今年の大畠の状況で、今回も良く釣れたものだと思います。

 マッキーに大鯛が釣れなかったのは多分、アタリはあったはずなのに、何処かが下手で、よう釣らんかった気がしちょる。そねーなこたあ、なかろうかね。大鯛ですけええ、よー考えてくれんさい。

ps
 実は今までこの時期のマダイはそんなに美味しくないと思っていましたが、1日置いた今年のマダイの味は目からウロコもんでしたね。


船長の釣った大鯛
こんなの釣りたかった〜



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