2002年前半 釣行録

1月24日 阿曽沖 晴れ  旧暦12日(中潮)
 三重県 迫間浦出港 愛光丸
釣果
(マッキー)
通称オニカサゴ
10匹

ウッカリカサゴ
1匹

水フグ
2匹

その他
5匹

 冬と言えば鍋。『鍋のために生まれてきた魚』とまで言われているオコゼ(通称オニカサゴ)を食べたくて、「オコゼのために生まれてきた男」と呼びたくなるほどの名手F.伊藤氏、N氏と3人で出掛けました。

 まだ薄暗い6時半、五ヶ所湾の迫間浦港を出港。1時間くらいで阿曽沖の釣り場に到着、水深140〜160mの中深海を狙いました。仕掛けや道具は前回のオコゼ釣りと同じです。

 船頭さんの「お客さ〜ん、やって下さ〜い」の合図で150号のオモリを投入。海底すれすれに漂うエサと魚をイメージしながら竿先を見つめます。久しぶりのオコゼ釣りに少し緊張してアタリを待ちますが、何しろオコゼは高級魚だけあって、そう簡単にアタリはありません。

 40分ほどして、150m先から伝わってくる僅かな竿先の変化に、半信半疑で竿を立てて伺うと、確かに竿先に生体反応(+) 電動リールの「強」で合わせると、オモリ+魚の重みと、途中の引きに初オコゼを予感します。

 何しろ現物を見るまで分かりません。水中に白っぽいピンク色を確認、やや小ぶりのオコゼでしたが、大切にタモ入れして久しぶりのオコゼとの再会に嬉しさひとしおです。

 刺されると、死ぬほど痛い鰭のトゲに細心の注意を払って魚を外し、直ぐに仕掛けを投入します。そして今度はオモリが着底するまでの間に、船縁の外でオコゼをBass持ちにして、料理バサミを使ってトゲをパチパチ切り落とします。糸フケを取ってタナを合わせた途端、直ぐにまたヒット。嬉しい忙しさです。

 今度は竿のしない具合と電動リールの軋む音からして大きそうです。残念ながらオコゼではなかったですが、カサゴの親分のようなウッカリカサゴ(カンコ)が水面に浮きました。うっかりオコゼだと思いました(^^;

 その後しばらくアタリが遠のきましたが、F.伊藤氏は順調に釣果を伸ばしているようです。タナ取りとアワセのタイミングのアドバイスを氏から受け、その通りにやってみるとこれが即効薬になり38cmをゲット。さらに中型をダブルで追加。

 と、ここまでは良かったのですが、10時過ぎ、何時もなら調子が上向く時間帯に逆にアタリが遠のき、この後散発の拾い釣りで、しかも型まで小さくなってしまいました。

 午後、この日一番の引きと重量感をみせて、、、タモを構えて自己新オコゼかと思ったのに、上がってきたのは水フグ。これで集中力もヘナヘナになってしまいました。

 N氏は前半アワセのタイミングに手間取り、苦戦していましたが、後半は立ち直り良型オコゼばかりを続けて数匹ゲット。F.伊藤氏は本命だけでも10数匹のオコゼを釣っていました。やっぱり、鍋→オコゼ→F.伊藤でしたね。後は美味しく食べるだけ、、、鍋奉行のために生まれてきたようなマッキーでした。


冬の沖釣りはとっても寒い。けど楽しい。


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