2002年前半 釣行録

2月7日 伊良湖沖
瀬木寄瀬
晴れ  旧暦26日(若潮)
師崎出港 敏栄丸 
釣果
(マッキー)
マタカ
3匹
アイナメ
1匹

 最近、風邪を引かない。これも釣りに行って海風に当たっているせい?などと勝手に考え、言いふらし、釣りに行くチャンスを伺ってました。冬の釣りは天気優先。魚の活性や潮まわりは兎も角、翌日は波も風も無さそうだったので、船宿に電話してみたら、「魚のご機嫌は、あんまり良くない。」とツレナイ返事。でも久しぶりに?様子見を兼ねて、マタカの手繰り釣りに出掛けてみることにしました。

 7時に港を出港、凪の冬の海は気持ちが良い。20分程で釣り場の渥美半島の先端にある伊良湖水道に到着しました。準備をして早速釣り開始。

 仕掛けは手釣りで、道糸8号の先にナイロンの伸び糸を5ヒロ付け、名古屋天秤の先にハリス6号、12号伊勢尼1本バリのシンプルなものです。流し釣りで40号のオモリとエサのコウナゴを付け、仕掛けを投入して海底から船縁近くまでの層を何度も上げ下げを繰り返します。

 開始早々、最初に底を取って上げてくる途中、何と!早くもアタリ。そのまましっかり魚の重みを味わいながら糸を手繰ります。タモ入れしてもらったのは、本命ではないけれど良型アイナメ。太っていて美味しそうです。こいつわー春から縁起がいいわ〜♪

 しかし、あまりにも早い獲物ゲットに、かえってイヤな予感、イイ予感はなかなか的中しないが、イヤな予感は的中する(マッキーの法則)。その後1時間半ほどやってみてもさっぱり。やっぱり悪い予感的中。他の船もダメな様子で、釣り場をあちこちに変えています。

 船頭さんもこまめに伊良湖沖の幾つかの場所を廻ってみてくれますが、どこも魚探に魚の影が映らないらしく、大きく場所を変えて瀬木寄瀬に移動することにしました。

 気分新に気合いを込めて手繰りを繰り返すと、9時頃やっと本命らしきアタリ。立て膝にして慎重にやり取りして今年第1号のマタカをゲットしました。

 あまり夏のようなファイトは無かったけど、まずまずのサイズににんまり。周りの船はジギングでシーバスを狙っています。こちらは手繰りでマタカを狙っている。同じ魚も釣られ方によって名前が変わるので迷惑しているか?

 瀬木寄瀬も多少魚探に写る様ですが、魚の活性が低いのか、口を使わない。1時間ほどやって再び伊良湖へ戻ってみました。しかしここも、まだ活性が低そうなので、対象魚を変えるか再度瀬木寄瀬へ戻るか船頭さんと相談した結果、初心貫徹でまたまた瀬木寄瀬に戻ることにしました。

 11時、再開すると早速ヒット。前アタリの後2、3手手繰ると重くなったり軽くなったり。たぶんコウナゴを追う勢いで、一緒に上へ泳いで来るのでしょう。相対性理論で納得。釣れないときの一匹は貴重なのでたくさん釣れる時より嬉しさが大きい。でも喜びも束の間、またまた空荷の上げ下げの繰り返しタイムになってしまいました。

 12時、釣れないときは同じ事をやっていてはダメと思い、コウナゴの変わりに、魚の形をしたワーム?を試してみた。物は試し、半信半疑だったがうまい具合に、これにヒット!

 生エサではないエサ?で釣るとまた違った気分になれ、うまいこと魚を騙したようで釣り味が良いのです。最近の沖釣りでのルアーブームに納得しました。自分の釣りへのスタンスが少し変化しそうな予感です。

 帰って魚を捌いていると腹からコウナゴがいっぱい出てきた。白子もあった。今年はコウナゴが多そうなのでマタカは大漁か?でも今頃白子とは、本格的に釣れ出すのは遅れるのかな? などと素人予想をしながら、風邪を引かないように早く寝ました。

ps
 料理の方ですが、当然アイナメは◎でした。マタカは腹身部分をお刺身に。これは○でした。初めてウキブクロを食してみました。胃袋と一緒に湯でて、冷水で洗ってポン酢で、、、クセになってしまう味ですよ。

魚型のワーム。
ドジョウっぽいが、引いてみるとなかなかリアルな動き。


コウナゴ


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