2002年前半 釣行録

4月11日 志摩沖 くもり  旧暦29日(大潮)
三重県 迫間浦出港 愛光丸 
釣果
(マッキー)
イズカサゴ
1匹

フサカサゴ
1匹

カサゴ
1匹

 今回のターゲットはキンメダイとアコウダイで、初めて本格的な深海釣りに挑戦した。今までの中深海釣りは200mより浅い所で釣れるオニカサゴを狙っての釣行だったが、今回はもっと深場の魚を狙っての釣行だ。

 300m以上深場の魚を狙うとなると、今までの中深海とはだいぶ道具や仕掛けが変わってくる。準備は1ヶ月位前から仕掛けや仕掛け枠を作ったり、情報を集めたりして夢を膨らませていた。

 リールは1000m以上巻ける電動リール。300号のオモリ負荷に絶えられる竿を用意して臨んだ。仕掛けは胴突き10本バリ仕掛けにアクセサリーに水中ライト、タコベイト、夜行玉等を付けてエサはカツオのハラモとイカの短冊を使用。

 志摩沖のいつもオニカサゴを狙うポイントより、更に30分程沖へ走ってアコウの場所に到着した。はやる心を落ち着かせ、300号のオモリを付けて仕掛けを投入。投入に失敗して後から投入すると他の人とオマツリするので、後から投入はできない。失敗すると40分くらい待つことになるので、仕掛けの投入は緊張する。自作の木枠の治具からパラパラパラと仕掛けが下の枝から順番に海面に落ちて沈んで行く。

 リールのカウンターの数字がどんどん増える。船長に水深を聞くと330mと言う。300mを超したアタリから慎重に竿先を見つめる。トンと言うよりフワッとした感じで底を確認。後は底を時々確認しながらアタリを待つ。潮の流れが思ったより速いようで、どんどんかけ下がってしまう。

 何しろ初めての経験なので、最初は道具に使われている感じでギクシャクしていた。でも、こういう時間は新鮮で楽しい。ひょっとしたら釣りはベテランより初心者の方が釣りを楽しめているんじゃないかと思った。 さて、深海からのアタリはどんなものか?

 背中合わせに釣っている伊藤氏もジッと竿先を見つめ、何度も底を取り直しながら、アタリを伺っている。しかしアタリもマワリも何〜んにもない。

 11時まで4,5回流したが、誰の竿にも本命が来なかった。外道で名も知らぬ魚が船中4匹釣れたが、、、

 アコウの提灯行列の話題や、釣れ過ぎてクーラーに入りきれなかったらどうしよう?などと道中の心配をよそに、ここまで釣れないと、水温や潮の具合からして、見切った方が良さそうな状況になってきた。船長も今日は諦めムード。遂に深場は諦めてお土産用にオニカサゴ釣りに変更することになってしまった。

 浅場(と言っても150mだが)に戻り、2時間半ほどオニカサゴ釣りをした。リール、竿、仕掛け一式を変えて仕掛けを再投入。タナを確認しようとしたらアタリ!ジャスト40cmのオニが早速釣れたので、その後の期待が膨らんだが、忘れた頃に釣れる程度になってしまった。水温が14度と低く、潮の流れの方向も悪いとかで、、、サッパリでした。

 アコウの湯引きの刺身は美味しいらしい。今回は残念ながら海の状況が悪く、本命ターゲット不在?だったので、味どころか、姿も拝めないデビュー戦になってしまったが、深海釣りがどういうものか、大体感じがつかめた。次回は作戦練り直しで、再挑戦だ〜
準備万端だったのだが、、、

クロシビカマス、オキギス、チゴダラなど
伊藤氏は見慣れない魚を釣った。
本命がダメでも、何か釣っちゃう人だ (^^;
珍怪魚釣り?


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