2002年後半 釣行録

10月17日 師崎前 晴れ  旧暦12日(中潮)
師崎港 敏栄丸
釣果
(船)

クロダイ
140匹
マダイ
10匹
マタカ
10匹
マゴチ
8匹

アジ、小鯛
アイゴ

 前回の1年ぶりのハゴ(クロダイ)釣りで感を取り戻し、釣る気満々。釣行前日もイメージトレーニングをし過ぎて、まるで遠足に行く子供のように、頭の中でハゴが泳いでいて眠れない。でも最近の子供はどうかな?

 束釣り挑戦で、釣り友のO氏、K氏、OY氏と4人で釣行した。予報どおり抜けるような青空が広がり、穏やかな絶好の釣り日和になった。天気良し、潮良し、船頭良。あとは釣るだけだ。

 今回の仕掛けは竿釣りで、ハリスは2.5号。ハリは伊勢尼 11号にハンダを自作で鋳込んだ1本バリ。エサはウタセエビの鼻掛けだが、食いがたってくると、尾羽根を切って深めに、まっすぐになるように尾刺しもしたりする。
オモリは15〜20号を使用。

 竿はサクラの「DX別誂桜黒潮」。バット部分が細くホールドし難いので勿体ないけど布袋竹握りを切って、以前使っていたメバル竿の太いバットに継ぎ変え、持ちやすく改良してある。
リールはトラブルが少なく、径の大きな片軸のバイキング60をお気に入りで使っている。古くさいと若者に笑われていますが、、、


 今回は水深30mと前回のニシウラ17mと違って少し深い。その分ハゴのアタリも微妙に違ってくる。K氏、OY氏に船尾に釣り座を譲り、マッキーとO氏はミヨシでハゴ釣りに専念した。最初に本命ハゴを釣ったのはK氏、大きなマゴチも釣っている。そしてOY氏にもマダイ、マタカ、続いて本命ハゴと船尾の二人は賑やかだ。

 
船尾からOY氏が「釣れたよ〜」と手を振って大喜びで魚を見せる。「おお!やったね〜」と返事をして自分の竿を見ると竿先がお辞儀をしだした。一瞬タイミングが遅れ、「チップ!」。しかしアワセが上手くいかなくても、バラしてなければハゴは再び食って来るから、ハゴらしきアタリがあればシメタもの。思った通り次の投入で挽回でき、今日の第1号がお目見えした。

 
ミヨシにもハゴが回って来たようだ。少し出遅れたと思ったO氏も1匹釣ると、そこから入れ掛かり。リズム良く、タイミングバッチシで良型ハゴを連発していく。止められない止まらないカッパ海老煎モード(古)

 
10時半の干潮に船頭さんの「後半もっと忙しくなるから早昼飯を」との嬉しい言葉に休憩して、皆でおにぎりを食べる。船の上で食べる飯は実に旨い。この時点でもう船中釣果はハゴ50匹を越えていた。O氏は10数匹と絶好調。自分もツ抜けていたので早い目標クリアに余裕綽々、後半戦が楽しみになってくる。

 
上げ潮になって更に皆、絶好調。船頭さんは上手に撒き餌をして、ハゴを寄せてくれる。そして、もくもくとハゴを釣り上げている。流石にプロ、動作に無駄が無い。釣った魚の腹の空気を抜く音と、船の生け簀にドボンと魚が放り込まれる心地良い音だけが次々にする。こちらも、どうにも止まらないリンダモード(古)

 
皆、真剣に竿先を見つめ、精神を集中させている。まだ潮がゆるいので、仕掛けが幹糸に舞わないようにゆっくりブレーキを掛けながら仕掛けを降ろす。こんな単純で簡単な事でもいざ釣り場に居ると、釣る気がはやり、焦ってついつい急いでしまう。釣りでは絶対に慌てない。慌てるとろくな事がない。で、お茶を飲む。カンニングして人の釣りを見る。「人の釣り見て、吾が釣り直せ」だ。


 
底潮が効いて来たので胴突き2本バリに変えてみたら、ハゴ入れ掛かりモードに突入。更にマダイ、マタカ、ハゴのダブルと釣れ盛り、オマケに1.3Kgのマダイまで釣ってしまった。終わってみれば自己記録更新のハゴ44匹ゲット。O氏もかなり釣っていたし船尾の二人もツ抜け達成。生け簀は満員御礼状態。しかも良型が多く、束釣りの目標を達成できた。めでたしめでたし。



船頭さんは名人技でダブルを連発。
上手です。


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