2002年後半 釣行録

11月21日 西度合 晴れ  旧暦17日(大潮)
師崎港 敏栄丸
釣果
(船)
マダイ
105匹

クロダイ
2匹

ウマズラハギ
1匹

カサゴ
3匹

 今秋の釣りは天気良好の釣り日和の周期に嵌っていて有難い。だがこの日は天気が崩れる前、というか崩れかかっている状態の厚い雲に被われ風も強く冷たかった。いつものO氏とOY氏の3人で真鯛狙いに出掛けた。

 作戦は朝のうちの速い下げ潮は竿釣りの2本バリ仕掛けでタナを低くして数を狙う。昼近くになって少し流れがゆっくりになったら手釣りで4本バリ仕掛けに変えて広く中層を探り、型を狙うという案配。釣り方パターンを色々考えていた。釣行前にこれを考えるのが楽しいのだ。干潮は12時頃だ。しかし論より釣果、案ずるより釣るが易しなのだが。

 撒き餌が効くまで暫く時間がかかると思ったら、船尾でいきなりOY氏は竿を曲げている。大きな馬面ハゲだ。O氏も微妙なアタリを合わせ、こんな所でも連続してハゴを釣ってござる。流石ハゴ釣りは上手い。おまけに大アイナメまで釣っているではないか。

 自分はミヨシに釣り座を構え、潮流が速いので電動リールで手抜き?作戦。エサのウタセエビを付けて釣り開始。せっかく電動を持参したのに、上潮は速くても思ったより底の潮は動いてない。音だけがうるさかった。

 はっきりしたアタリで本命の真鯛もよく釣れることは釣れるが、海底の地形の関係か、アタリが割合出にくい。エサだけはよく取られる。伊良湖や瀬木寄瀬とちょっとワケが違うようだ。

 前半は出だしはマズマズだったものの、潮流が最速になると、ポツポツ程度になってしまった。しかしエサ取りは多いし、エビをスパッとかじった真鯛のエサの取り方もあるので潮のゆるむ後半の地合を期待した。10時頃、温かいカップ豚汁を啜りながら、にぎりめしを頬ばり、釣り話(自慢)に花が咲く。

 昼飯効果か?後半早々、OY氏が試しにメバル仕掛けを出してみる。すると一気にハリ掛かりしてマダイの4重連。しかもそのうちの1匹は本日最長の42cmの良型が来た。これにはビックリ。ハリス1.5号の短いハリスで良く釣れたもんだ。

 自分も少し潮が緩んで来たので、予定通り4本バリの手釣りに変え、ハリス6号で大鯛に備える。 一発大物を狙って集中するのだが、2年生の小鯛が勝手に釣れてきてしまう。2重連、3重連と一気に連れ釣れ盛る。2年といてもこの時期、大きくなって心地よい引きを楽しませてくれる。塩焼きにいいサイズなので半分嬉しい。

 てな具合に半分喜んで釣っていたら、風で道糸が舞い、グシャグシャにもつれる。作戦に風の計算は入れてなかった。計算間違いで再び竿釣りに変える。だが風の中、欲張り4本バリ仕掛け、しかも捨て糸が3ヒロと長いのだ。手返しが悪くなり今度はリズムに乗れなくなってしまった。

 船頭さんは誘いを入れながら上手に食わせて入れ掛かりをさせている。流石である。もちろん道糸をグシャグシャにさせていない。海底の様子や撒きエサの具合や鯛の泳いでいるのが、まるで手に取るように分かっているようだ。

 1時、風もますます強くなり、波も白く立って来たので納竿。型は不満だったが、数がめちゃくちゃ沢山釣れたので、まあ良しとするかあ。

小鯛の酢ジメ。

小鯛の干物
中段の棚網はカッターナイフで切って
吊せるように改良。水切りを良くした。
これも釣行前作戦。


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