2002年後半 釣行録

12月5日 大山沖 晴れ  旧暦2日(大潮)
愛知県 大井港 かごや丸
釣果
(マッキー)
アマダイ
1匹

カサゴ
10匹

アヤメカサゴ
2匹

ウマズラハギ
1匹

 釣友のOY氏が最近アマダイ釣りに凝っている。前回もデカイのを釣って中日新聞の釣り覧に写真入りで載ったから鼻息も荒い。彼によると、アマダイには3種類あるそうで白、赤、黄があるそうだ。赤い色のアカアマダイには目の後縁下方に逆三角形の白色域がある。関西ではグジとして京料理に、関東では興津鯛として大名様に献上されたと言うから高級魚。そういうことで、高級魚という言葉に弱いマッキーも挑戦したくなり同行する事にした。

 アマダイはオコゼ釣りの時に釣れた事はあるが、アマダイを狙って釣るのは今回が初めてである。船宿から渡された仕掛けは片天秤の仕掛けで、伊勢尼バリの11号くらい。ハリスは4号くらい?で夜行玉と途中にBくらいの中オモリが付いていた。しかしパーマしたので途中から持参のムツ針18号のハリス6号の3本バリにした。オモリは60〜70号。エサはウタセエビ。密かにオコゼ狙いでカツオのハラモも用意した。

 6時45分、大井港を出港。 大物乗合だったが、我々2名の他にもう1人お客さんがいるだけだったので貸し切りのようなもの。オマツリも少ないし気楽だった。だがこの日の海は荒れ模様。ミヨシに釣座を構えたので、釣っているとき波飛沫を被る。ドンと音がすると船尾を向き、顔に飛沫が掛からないように大変だった。

 1時間10分位で渥美半島の大山沖、50ピロと呼ばれる水深70mのポイントに着いた。船長の「はい、仕掛けを入れて下さーい。」のアナウンスで仕掛けを投入。すると第1投目から早くもOY氏の竿が曲がり、「たぶん、アマダイ♪」と嬉しそうな声と電動リールの軋む音がしている。助手の人にタモ入れしてもらい、立派なアマダイが初っぱなから登場だ。流石にOY氏、アマダイにハマっているだけのことはある。

 アマダイがこんなにも早く釣れてしまったので、今日はアマダイ爆釣かと期待したが、そうは甘くない。甘鯛なんだけど、、、1時間ほど経ってもアマダイは釣れない。

 エサ取りの魚かも知れないが、エサは取られるので、何時かは釣れると自分に言い聞かせて、エサや仕掛けを交換する。オコゼより棚を深く、海底すれすれを仕掛けが漂うようにイメージするのだが、ウネリも波も大き過ぎ。海底をオモリで叩くような感じに修正すると、ようやく自分にも強いはっきりとしたアタリがきた。

 「これは間違いなくアマダイだ!」と船頭さんの声がする。電動巻き上げ弱&ドラッグ緩めで大切に巻き上げる。竿を手持ちで座っていたのが、途中で思わず立ち上がってしまうほどの結構な引きもある。アマダイの引きは思っていた以上だ。43cmのまずまずサイズをゲットした。ちょっとユーモラスな顔つきだが良く見ると迫力もある。

 その後、根のキツイ場所を船が流れると大きなカサゴがよく釣れるが、仕掛けの消耗も激しい。ひょっとしたらアマダイか?と思ったが、変な引きで馬面カワハギのスレ掛かり。更に何か得体の知れない大物が掛かり、皆さんをお騒がせした。 が、、、大きなウツボにガ・ツ・ク・リ。

 結局、1時の納竿タイムの最後の最後まで集中力をキープさせたが、アマダイの追加はならなかった。船中でもこの2匹が釣れただけだったが、良型カサゴはたくさん釣れたし、深場釣りの楽しみも味わえた。

竿はオコゼ用の短い硬い竿を使ったが、大きいウネリや波があったので、長くて軟らかい竿にすれば良かったと今になって反省している。味の方はマッキーには高級過ぎたか?


戻る