2002年前半 釣行録

2月28日 南島沖 雨  旧暦17日(大潮)
三重県 迫間浦出港 愛光丸 
釣果
(マッキー)
通称オコゼ
9匹

ウッカリカサゴ
5匹

ムシガレイ
1匹

その他
数匹

 週間天気予報だと曇りか晴れの天気のはずが、生憎の雨。2月の雨の船上は厳しい。夜中の2時半に起きて支度をして出掛ける。この時間と行動、普通じゃない。でもやっぱり、、、オコゼ(オニカサゴ)は旨いからなあ〜

 今回は愛光丸の船長も、おこぜ名人と認めるF.いとう氏とウラノ氏の2人に同行させていただきました。2名人の技を盗むつもりで、2人の釣り方が見える左舷ミヨシに釣り座を構え、7時半釣り開始。

 釣り始めて一投目、早くも穂先に僅かな変化。一応チェックで上がってきたのはヒメ。次はノドクロ、そしてやっとフサカサゴ。だが小さく、煮付けサイズ。次はオニカサゴだが小さ過ぎて放流。水深170mの海底から上がってきたのに、元気にまた海底に戻っていく。大きくなったらまた会おう。でも、「もう会いたくない。」と言っていた。

 その後船長は「潮が動かん、良くねえー」を連発。しかし釣れない時に釣れるように工夫するのがホントの釣り。両名人は大きめのオコゼを選んで釣っているが、マッキーには小ぶりばっかり。なぜならオコゼ師匠達はただボケーと釣り糸を垂らしてはいないからだ。

 F.いとう氏は遅い潮に対応した大きめの「さそい」を取り入れた置き竿釣法で、良型オコゼを連続ゲット。そこで、技を盗んで真似して「さそい」を大きくすると、煮付けには大き過ぎる嬉しいサイズが来た。盗んで良いのは師匠の技だけ、、、

 だが相変わらず潮が動かず、 タナが低いのか、根掛かりも多い。オコゼの活性は低いのに、地球の活性は高く、根掛かってばっかり。

 10時過ぎ、トモのウラノ氏の竿が大きく曲がっている。タモ助に走り40cm級をタモ入れ。「おめでとうございまーす♪」と言いながら、横目で素速く名人の仕掛けを確認。遅潮用のフロート仕掛けだ。早速真似して仕掛けをフロートにチェンジして、直ぐに良型ゲット。

 しかしお刺身サイズの40cmクラスがまだ釣れない。更に悪いことに根掛かりで糸を切るとき、穂先に絡めて竿先が折れるトラブル。鮎竿は良く折るが、船竿を折るのは初めてだ。そこで自作の竿にチェンジした。これが幸いしたのか?その途端、ヒット連発でノリノリになってきた。

 更にウネリが少し入ってきて、これが良い「さそい」になって、待ちに待った重量感のある強い引きでヒット! 電動リールのクイーン、グウグウグウーと苦しそうな心地よい音がする。このお楽しみの時間の長いところが深海釣りの醍醐味だ。

 船長も「やっと大きいのが来てくれましたね。」と自分の事の様に喜んでくれる。今日一番の42cmゲット。続いてまたまた竿が大きく曲がり、50cm級かと思ったが、48cmのフサカサゴと良型オニのダブルだった。超ビックサイズじゃなくて、ちょっと残念だったが、それはゼイタク。次回に運を残して納竿とした。

グッドサイズゲット


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