釣行前日、船宿の敏栄丸に電話で海の様子を聞いてみると、熟練船頭が「あんまり良おねえよ。けど海が変わって来たか、春の兆しがあるよ。」と釣れそうで釣れそうでない返事が返ってきた。が、久しぶりに竿を出したくて『行く』と決めた。行けば自分達だけは釣れそうな気がしてしまうのは、釣り師のお馬鹿さんなところ。
この日は雨前の天気なので波も低く、雲ってはいるものの風がないので、この時期としては釣りやすい。7時出港。師崎前で数隻のカレイ釣りの乗合船を見ながら、ゆっくり中ノ島に向かった。
エサはコウナゴ、ゴカイ、アサリ、イサザを用意して、春を告げる魚は何か?探りながら釣る。先ずは中ノ島でマタカの様子を伺いながらメバルも狙ってみる。漁探には魚の影がでない。出てもドロの上。1時間ほど粘ったが空降り。
諦めて沖ノ島に移り仕掛けを変えてカレイ釣りに変更することにした。先日は良型カレイが釣れたそうで期待したが、釣れてくるのは小さなメゴチとクサフグのみ。またもや空降り。2ストライクと追い込まれた。
10時になっても船の生け簀の中は寂しい。ここで船頭さんが師崎前でセイゴが多少釣れているという情報をゲット。師崎前に引き返すことにした。師崎前を流すと漁探にセイゴらしい影が出る。今度は期待十分で仕掛けを投入した。
イサザのエサで手繰ってみると、すぐにガツン!とヒットして、ようやく釣りらしい釣りになってきた。ダブルも3回あり、一時入れ掛かりモード。セイゴクラスが中心だが中にはタモ入れサイズも混ざり、生け簀の中は一足早い春爛漫状態になってきた。
1時間ほどO氏と爆釣を楽しんだが、昼過ぎ潮が緩んできたらアタリは遠のいてしまった。その後メバルも狙ってみたがイマイチ。雨がポツポツ落ちて来たので本降りになる前に帰港した。今年の春告魚はどうやらセイゴだったようだ。それにしてもメバルは何処行っちゃたんだ?早くメバルにも春を告げて欲しいね。
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お土産に頂いた取れたてのコウナゴ
釘煮を作ってみました。
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