2003年前半 釣行録

4月10日 田曽沖 晴れ  旧暦9日(小潮)
三重県 迫間浦出港 愛光丸
釣果
(マッキー)
イズカサゴ(鬼)
3匹

フサカサゴ
6匹

アヤメカサゴ
9匹

ウッカリカサゴ
2匹

カサゴ
1匹

ホウボウ
1匹

 「明日は高気圧に被われ、穏やかな日和になるでしょう。」という天気予報に、つい釣られて船を予約した。伊勢湾岸道路と東名阪がつながり、交通の便がよくなったので、いつもより15分くらい早く迫間浦の港に到着した。車を降りると、風がそよそよと吹いている。いやな予感。前日の風がまだ残っているようだ。

 5時半、志摩沖を目指して湾奥にある港を出るが、湾を出て外海に出ると、西風が強く白波状態。
方向転換して、田曽沖の浅場で風が凪ぐまで浅場で時間待ちすることになった。水深70m付近を流す。深海釣りとしては、ちょっと物足りない深さだ。

 ハリス6号、ムツ針20太・18・20号の3本バリの片天ビン仕掛け。カツオのハラモのエサを付けて釣り始める。やっぱり思った通り、何も釣れない。釣れそうな雰囲気が伝わって来ない。

 水温が低くて活性が悪いのか、たまにあるアタリもシブイ。1時間ほどしてウッカリカサゴ(カンコ)が釣れた。その後また沈黙が続く。2時間ほどしてやっと待望のオコゼらしき良アタリ。

 波が高く、船が上下に揺れるせいか、電動リールの船縁停止あたりでフワッと道糸がゆるんで魚をばらす。無念と思っていたら、船長が魚が海面に浮いてきたのを発見。船を動かしてもらいタモで掬おうとしたが、正気に戻ったオコゼは復活。再び潜って行ってしまった。無念。ところが船長がもう1匹発見。今度はカサゴだったので回収できた。少しだけ得した複雑な気分。そして、また沈黙。。。

 11時頃白波が少し消えてきたので、深場に移動。水深120m付近に移動した。期待を込めて、仕切り直すと、仕掛けを入れてすぐに36cmのオニカサゴが釣れた。続いてアヤメ、オコゼ、ホウボウ、、、と急に絶好調! そして、竿先をバタバタ叩くような抵抗で、42cmのオニカサゴが上がってきた。久しぶりの良型だ。アタリも多いので、あわよくばもう2,3匹このサイズが釣れないかと欲張る。期待できそうだ。

 そして更に、竿先が大きくバタバタと反応した。しかも今度は先程より大きく竿が曲がって電動リールも音がいい。船長も「大きいぞ〜!」と笑う。オコゼの棘は恐いし、歯は細かく鋭いので、皮手袋をはめ、タモを用意する。が、隣りの竿の道糸が弛んでいるではないか。

 オマツリだ。150号のオモリ2つ分。それに40オーバーのウッカリカサゴが付いていたから重いはずだ。これを境に運が遠のいて、当たりがなくなってしまった。やっと波が収まったと思えば、今度は底潮が流れなくなってしまった。2時に納竿。しかし地合は短時間ではあったが、良い型のオニカサゴを久しぶりに釣ることが出来てまずまず満足であった。

久しぶり〜42cmオニカサゴ


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