2003年前半 釣行録

5月2日 大畠瀬戸 晴れ  旧暦2日(大潮)
山口県 大畠港 光栄丸
釣果
(船)
マダイ
2匹

マタカ
1匹

メバル
11匹

カサゴ
21匹

キス
1匹

 GWの帰省で2日釣りをした1日目。

 今年は早い時期からメバルが釣れていたそうで、釣期が終わりに近い。一方マダイはまだ早いということでどうも魚の端境期に入っているようだ。船長も「宝くじのようなもんですけど、一応狙ってみましょうか。」と言うことで、ここ大畠とは今まで相性がいいので、運を天に任せて、、、大物狙いをした。

 6時出港。胴突き仕掛けでエビ餌で流し釣りをする。暫くエサも取られない。運が良いと言っても、今回ばかりは何だか釣れそうもない雰囲気。船の生け簀の水を触ってみても冷たく、水温も低いようだ。天気だけはバッチシなのだが。

 1時間ほどして隣の船がチヌを釣った。船長もエサを取られたと言う。少し魚の活性が高くなって来たのか、自分にも小さな「コン」いうアタリがあったので、待ってみたが食い込まずエサを取られた。再び同じアタリがあったので、少し送り込んで合わせると、今度は針掛かりした。重みはあるが、上がってくる途中軽くなったりして何かと思ったらマタカ(フッコ)だった。

 最初は鯛系の魚しか意識してなかったので納得。どんな魚が釣れるか分からないから、多種の魚のアタリを何時もインプットしておかねば、、、反省。

 その後、調子が上向くかと思ったが、あっさりこのポイントの潮時は終了。次のポイントに移る。3日前にお客さんが大物をバラしたというので気合いが入るが、ここでは空降り。

 9時頃、今日鯛の顔が見える確率の一番高いという本命ポイントに再び場所移動した。早い瀬戸の流れの潮止まり前後を狙うので、ある程度、潮と場所の方程式があるようだ。

 30隻程の船が集まって来て、いよいよ地合到来だが、ホントに釣れるのかと思っていたら、船長の道糸が突然ビシュッと走り、船を操舵しながら真剣に糸を手繰ったり出したりしている。かなり大きそうだ。自分も船長の糸と絡まって、邪魔しないようにと仕掛けを上げてやり取りを眺める。他の船もこちらを見ている。

 浮いて来た。 な、何と!大鯛が2枚も付いている。ビックリ仰天。慌ててもう一つタモを持って船長の所に走って行った。量ると2.5と3.7Kgがいっぺんに上がって来たのだ。隣で釣っていたのに、、、私にも一枚残しておいて欲しかったな。ま、それは無理か。

 その後、なかなかないチャンスをものにしようと、指先に神経を集中させたが、10時頃で潮時は終わってしまった。他の船もほとんど鯛の顔を見てなさそうで、この日3、4枚上がっただけのようだった。船長は運だと言うが、どうも運だけじゃないね。

 鯛狙いの潮時は過ぎたので、11時頃からメバル、カサゴ狙いに変更。大鯛を見た後では少し気が抜けた釣りになったが、小型だが退屈しない程度にポツポツ釣れ、昨日掘ったタケノコとメバルの煮付け用のお土産を確保した。


大きい方の3.7Kgのマダイとマタカ(スズキ)
この2匹は5日まで港内で活かしてもらい、
『活かし締め』した。
マタカは超旨だった。


大畠大橋
橋の下には大鯛や大石鯛がいる


戻る