今年は久しぶりにイサキが好調で、よく釣れている。ややピークを過ぎたとはいえ、まだまだ期待十分。釣期も長そうだ。梅雨イサキというほどで、初夏の旬のイサキを狙っての釣行だ。天気がぐずつき気味の方が良く釣れるが、
この日は九州の西に台風が来ている。ぐずつき過ぎては、釣りにならないので心配したが、日本海側を進むようだったので運良く出港できた。
いつものO氏、ノブさん、今回初のモーチャンと4人で釣行だ。朝、港でノブさんから家庭菜園で作ったタマネギをいただく。また昼には奥様に作っていただいたタマネギのワイン漬けをみんなでほおばった。甘酸っぱくシャキッとして美味しかったです。感謝!
師崎を6時出港。途中どんより曇った、まるで冬の日本海の様な景色の伊良湖岬を通過して、1時間で渥美半島の沖、30ピロのポイントに到着した。大きなピッチの丘のようなウネリはあるが、風がないので波立たない。まずまずの釣り日和のようだ。
ポイント付近を魚探で探りながら魚影をみるが、反応があまりないようだ。船頭さんが入念に釣れそうな場所を探り、イカリを入れて釣りのスタート。その甲斐あって、幸先良く初めから皆んなの仕掛けに入れ掛かる。みるみるうちにカンコ(生け簀)の中が魚でいっぱいになっていく。
アミエビをコマセカゴに入れ、水深20mくらいで降り出し、コマセの煙幕の中に吹き流しの針が入るようにイメージして少しタナを上げる。暫くすると、グッグッっと下に突っ込むイサキ独特のアタリがくる。35cmくらいのジャンボになると迫力もある。
イサキ釣りは真剣に釣らなくても、割合気楽に釣れるところが気に入ってる。特に、仕立ての場合はチームワークが大切で、釣れた棚を直ぐに教え合い、タナを合わせる。釣れなくても撒き餌を絶やさないように心掛け、しゃべりながらの楽しい釣りだ。
でもベテランになると、アタリの強弱で掛かった針の位置を判断して、それに合わせてタナを変え追い食いを待つ。また釣っててコマセカゴに撒き餌が入っているかどうか、シャクリ時にちゃんと判断している。
1時間ぐらい調子良く釣っていたが、だんだん小アジや小サバが釣れだし、イサキは釣れなくなってしまった。そこでポイント移動。 しかし次の場所も始めは良く掛かるが、暫くすると釣れなくなってしまった。また場所移動。拾い釣りの様相を呈してきた。何処かで大当たりの爆釣をと狙ったが、どこも小規模爆発だった。結局、30ピロ、軍艦、高松沖と場所を数回変えながら数を増やした。
1時半頃エサも無くなり釣り終了。港に帰り、皆で魚をしめ、記録撮影。釣ったばかりの魚を船宿で捌いてもらい、プリプリを味わいながら釣り談議をした。
今年は良く釣れているので、今回はやや不満の釣果だったが、普通の年なら爆釣。家への持ち帰りには充分な数で、『これ以上釣ったら大変だ。ウチで女房に叱られる。満足、満足』と言いながら『今度はもっと釣ってやる〜』と思ったのでありました。しょうがないね。全く。
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刺身はトロリとした乳白色。プリっとしている。
白子も茹でて山葵を少し乗せ刺身醤油で食べました。胡麻豆腐風で旨かったです。
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