2003年後半 釣行録

9月4日 沖ノ島 晴れ 旧暦 8日(小潮)
師崎港 敏栄丸
釣果
(船)
マダイ
23匹

黒鯛
2匹

マゴチ
3匹



 紺碧の空に入道雲が遠くに見え、遅れて来た夏空模様。残暑厳しい。今年はウタセエビの新子が早くから獲れ、その影響かどうかは分からないが、真鯛釣りが早くも好調なようだ。遅れを取るまいと、O氏、ノブさん、OY氏の4人で出掛けることにした。

 外海の鯛は一段落したようで、前日良かったという神島と師崎の間の沖ノ島というポイントで釣ることにした。釣る準備をしていると、もう釣りを開始しているノブさんが、『お、来たぞ、来た来たぁ〜』と言って、早速2年生の真鯛を釣り上げた。今日は活性が高そうだ。と思っていたら、その後さっぱり釣れない。エサも取られず、1時間ほど皆沈黙。

 潮は速くはないが、2枚潮でオマツリも多い。それを避けようと、ノブさんが手釣りから竿釣りに変えた。その途端、ノブさんの竿の先が一気に水中に引き込まれた。竿がグイグイと胴から曲がり獲物は重量感があり大きそうだ。斜めにも糸が動くので、良型の青物かと思ったが、浮いて来たのは元気で立派な大鯛だった。ベテランらしく慌てず上手にやり取りして、船頭さんの差し出すタモに魚がデンと収まった。うまくハリ掛かっている。赤く美しい大鯛だ。8時10分の出来事。

 取りあえずビールで祝杯。ノブさんは海に少しビールを注ぎ、海に感謝していた。目には涙が潤んで、、、、いなかったが、、、(^^ゞ
とっても嬉しそう。目元、口元、鼻元、、テレて隠そうとしても、嬉しさがあふれ出ている。きっと頭の中は 『かあちゃん、やったぞ〜』 そんな雰囲気だった。

 まだ釣れるかもと、暑さにもメゲズ、自分もしばらく気合いを入れて、釣りに集中する。船頭さんや船尾のO氏OY氏もポツポツ追加したが、自分には釣れない。地合はアッと言う間に過ぎてしまった。どうも最初、瀬木寄瀬のような、小鯛が多い場所をイメージしていたが、数よりも型狙いの場所のようだ。

 11時半頃から、ようやくエサ取りに混ざって、アタリが出始め、全員釣れだす。が、私のハリのエサには真鯛は見向きもしない。祝杯のビールを勿体ないから海に注がなかったしなあ。

 しかし、諦めないで、仕掛けやエサの交換をした甲斐があって、ようやく、ようやく、今日最初のアタリが穂先に現れた。しめしめ、ここまで来るのに長かったあ〜。だが、竿先が震えただけで、魚は糸を引っぱてはくれなかった。他の魚だったのか? またもや一人蚊帳の外。

 潮が緩んで活性が出てきたのか、再びアタリ。今度も小さなアタリだったが、少し待って糸を送り込んでみたら、うまくヒット!今日はじめての獲物に慎重にドラッグを効かせながら水面に浮かせた。やれやれ、やっと何とか面目躍如。これが思ったより意外に大きく家で計ると1.6Kg。

 マズマズのサイズだが、ノブさんの釣った鯛の横に並べると小さく見えてしまう。食べ頃サイズではあるが、やはり大きいのを釣りたいのが釣り師の気持ち。その後は1.5Kg→3年生→2年生とだんだん小さくなり、結局出遅れが響いて4枚で終了となりました。

ノブさん、おめでとう〜


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