1999年後半 釣行録

11月25日 瀬木寄瀬 晴 中潮(旧暦18日)
師崎出港 敏栄丸
釣果
(船)
マダイ
13匹
マゴチ
2匹
太刀魚
1匹
 
 昨日は夕方まで雨が良く降っていた。雨の後は風と相場が決まっている。と思いきや、予想外に良いお天気になりました。風邪が出たのはマッキーで、一日中「ゴホン、ゴホン」でした。体調は不調ながら、病は気からと信じているマッキーとしては、魚が釣れれば治るだろう、家でコタツに入っていても同じこと、気力だ!といって出かけました。

 本日もいつもの釣友ベテランO氏と2人。釣り場は神島より南にある瀬木寄瀬という所です。一日中波も風もなく、海上でも暑いくらいの小春日和でした。潮の流れが速い時は竿のほうが底とりがし易いという理由で、最初は竿で釣りを開始しました。しかし釣るのは船頭とO氏ばかりで、それも上がってくるのは、見事な4〜5年生のマダイです。

 こちらは、ぼやきと咳が出るだけ。昼まで本命外のマゴチ2匹だけで焦りだしました。しかしここは「信じて、耐えて、待つ」。潮の流れも緩やかになってきたので、作戦通り、手釣りに換えてみることにしました。

 捨て糸を3ヒロと長くして、上層にいるタイを狙う作戦です。竿釣りではやりにくいんです。ちなみに本日の仕掛けは、伊勢尼バリ12号、ハリス6号を1ヒロの3本胴付き仕掛けでした。

 仕掛けを換えて投入するとすぐにアタリ、作戦成功。本日としてはやや小ぶりの3年物のマダイが上がってきました。安心したのか、続けてもう一周り大きなタイを追加。そして、またまた1キロ超を追加。しかも太刀魚まで釣れちゃって、こうなったら絶好調宣言。

 宣言したその時、糸にちょっとした変化があった。そして今度は道糸がギューと引っぱられた。今までとは明らかに違う凄い馬力で。糸にブレーキをかけた。人差し指が糸の摩擦で擦り切れた。ギュウ、ギュウ ギュウっと糸が出た時、急にフワッと軽くなってしまった。ハリ掛りしたと思ったんだが・・・無念。

 絶好調宣言取り消し。ハリス糸が切られていた。人差し指の傷だけが残った。指の傷はすぐに治るけれど、このほんの10秒程の魚とのやり取りと指先の感触は、きっと10年ぐらい脳裏に残るだろう。(カッコイイー)

船中釣果

この鮫でワサビおろしを作ったが、、、



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