古材家具(裁ち台)再生 




使わなくなった和裁の裁ち台を発見。
裏の出入り口で踏み台になっていました。

よく見ると無垢の一枚板ではありませんか!
トチだと思います。
それにしても汚い。黒光りしている(^^ゞ

作業台だったので、反物に印を付けた跡や
キズがいっぱい付いていました。

2,3日かけて
サンダーを使って表面を一層、
いや二、三層削って剥がしました。



防塵マスクは必需品



例によって
ピカピカ作戦開始です。

和机にしようと思います。

裁ち台なので脚が低く、
最初、脚を取り外して長い脚に付け替えようと思いました。
でも、
また裁ち台として使うかも知れないので、
脚にする箱を作り、その上に乗せることにしました。




無垢の板には無垢の台をと思い、
あられ組継ぎの練習を兼ねてナラで組みました。




台の完成
ルーターは使わず、
卓上テーブルソーとノミでコツコツやりました。
削るところや彫るところがいっぱいあって、
難しいですね。
隙間はとの粉入りのご飯粒で埋めました(^^;
何でもトライです。




うまい具合に?裁ち台が割れていたので
『鼓形千切り留め接ぎ』

コクタンを嵌め込みました。
自己流でかなりいい加減ですね(^^;

実際にやってみると
プロの大変さがよく分かります。




少し凸にしておいて
研磨で平らにしました。



今回も手持ちのベルトサンダーや
ランダムサンダー
が大活躍。

1000番までサンディングして
仕上げは透明オスモカラー
バフも掛けました。




磨くと一応それらしき形に、、
蝶ネクタイという感じで、
オシャレ!

それにしても
裁ち台の方も透明感のある模様が出て
見とれてしまいそうな美しさを持っていました。
コクタンに負けていません。




(大きさ150*53cm 高さ16→36cm)
ピカピカ作戦終了、完成です。
これがあの汚い板だったかと思うと、感涙もんです。




触るとツルツルで気持ちいいですよ〜
腐っていなければ、
木材は古いほど良いという事を
あらためて感じ、
木を磨く楽しさを味わえました。

歯も良く磨きましょう!