オルゴール付き宝石箱の作り方



材料はナラとカリン(箱)、ケヤキ(底板)、ラミン棒(軸)、黒檀(留め、取っ手) を使用しました。


使った工具

自動カンナ
ボール盤
クロスカットソー
テーブルソー
トリマー
ベルトサンダー

仕上げはペーパー掛けした後、オスモカラークリアーを塗りました。
天板の作製

テーブルソーや自動カンナで天板に使うナラとカリンの幅をそろえる。
天板の厚みは集成してからか、もう一度カンナ掛けするので、最終の厚みより2〜3mm厚くしておく。
テーブルソーかクロスカットソーで同じ長さに切りそろえる。
一本ずつ互い違いにずらして、軸のくる位置を確認。
カリンの長い方の板とナラの短い方の板に穴を開けます。

出来るだけ同じ位置に開けたいので、最初の穴を開ける板に印をしておき、そこにドリルの先端がくる位置に置きます。
穴は4mm

穴を開ける板の位置が決まったら、穴の位置がずれないように、添え板(敷き板)の上に位置決めの板を2枚L字型に両面テープで貼り付けて固定します。
この位置で次々に穴を開ける板を取り換えてドリルで穴を開けていきます。
カリン(短)
カリン(長)
ナラ(短)
ナラ(長)
互い違いに揃えて、ラミン棒を通して、仮り組してみました。
接着材がまわるといけないところは、あらかじめエンピツで印を付けて、ワセリンを塗っておきます。
パーツが多いので接着剤が固まらないように手早く、段取り良くします。
軸に近いところは接着剤は少な目の方がいいです。
木工ボンド使用
ハタガネで全体を締めていきます。
はみ出た接着剤は拭き取っておきます。
接着剤が固まったら、もう一度カンナを掛けて、端を切り揃えます。


軸を抜いて分解したところです。
このままだと軸を中心に回転できないので、凸部分を丸めます。ベルトサンダーやペーパーを使って回転具合を何度も確かめながらやります。
側板の製作
側板の製作
クロスカットソーで側板を添え板で固定しながら縦に45度にカットしました。角度の調整できるテーブルソーなどを使用してもいいです。
底板が嵌るようにテーブルソー、あるいルーターやトリマーで側板に溝を切ります。溝は6mmです。
写真は自作のトリマー台です。
天板、側板、底板
各長さは、指の腹で触って確認。お互いの長さがピッタシ一致する様にします。難しいですが、、、
四隅と底板を接着します。紐で全体にテンションが掛かるようにグルグル巻きにしました。紐は実は使い古した太い釣り糸です。
角の部分には糸の食い込み防止と、仮着を兼ねてクラフトテーブを貼ってあります。テンションをかけるため更に木切れを挟んでいます。
天板の取っ手部分と、留めのコクタンを接着剤で嵌め込みます。
留めのはみ出した部分をベルトサンダーで削り、サンドペーパーで研磨後オスモカラーで仕上げました。
バフを掛けると更に艶が出ます。
オルゴールとトレーはコクタンの薄板で作って入れてあります。

完成です。