木工部屋と工具紹介

6畳のこの部屋、以前は所狭しと熱帯魚の水槽が並んでいました。「水族館」と呼んでいましたが、熱帯魚はやや熱が冷めたので、今では90cm水槽だけとなり、それに変わって、見る見るうちに木工の工具が増えていき「木工部屋」と名を変えました。


作業台ですが作りが悪いのか(安物)ガタガタします。出来たらもう少し大きい台が欲しいのですが、木工をしている雰囲気はするので、形から入るにはいいですね。
万力部はとても便利です。



部屋の反対側です。部屋の中央は大きい作品を作れるように空けてあります。以前使っていた、180cm水槽は材木の保管庫、蓋はルーターテーブル、工具台となっています。



僕の木工師匠の神谷さんから頂いた自動カンナ機です。これを使わなかったら木工の趣味は無かったと思うくらい優れものです。凸凹の板も自動送りで綺麗な面になります。素人は機械の力を借りないと上手に行きません。最初にマナイタで試してみました。スゴイの一言。でも本当はマナイタは包丁の刃こぼれが埋まっているから、カンナの刃を傷めるそうです。とにかく木工を始める人には必需品と思います。



2代目自動カンナ(DELTA 22-580J)です。2004.1購入。最大削り巾330mmあり重宝しています。



板の広い面は上のカンナで綺麗になりますが、側面は綺麗にしかも直角が出ないので、この手押しカンナを買いました。作品の精度が上がるはずですが・・・
音が凄いです。



丸ノコテーブルです。ルーターやノコはテーブル固定式の方が使いやすいです。板を乗せて前後にスライドするようにしてあります。



卓上丸ノコです。細長い板や棒をカットします。カット面はとても綺麗で多角形の箱や額を作る時に重宝しています。切る幅に制限がありますが、2×4材でガーデンファニチュアーを作る時などは主役です。



旭工機 スクローラー80 (2002.12購入)
電動糸ノコです。新古品を見つけて思いきって購入しました。比較的安全で、自由な曲線が切れるので楽しく使えます。組み木作品などを作るには無くてはならない工具です。刃も同社の手仕上げプロが気に入ってます。



上のスクローラー80を購入したので、初代糸のこ盤は刃の固定がピンタイプの為、今では研磨ベルトを取り付けて研磨用に使用しています。



 KERV BS-350 (2002.12購入)
バンドソーです。キックバックが無いので安心して使えます。20cmまでの板なら挽き割りもできるので、材料費節約にもなります。買って良かった使用頻度の高い工具です。切削面は荒いのでカンナかペーパー掛けが必要です。



トリマーですが、水槽の蓋に板をして刃の部分が出るように四角の穴を開けて、固定してあります。フェンスも前後にスライドするように、自作しました。トリマーは刃を変えることにより色々な形に面取り出来ますので、うまく使うと腕が上達した気分になれます。テクニックは色々有り、応用か効く奥の深い工具です。



ベルトサンダーです。結構綺麗に削れるし、工夫次第では直角も出ます。師匠に教わってアクリル板を乗せたらとても使いやすくなりました。組み木作品を作る時や、留めのはみ出した部分の削合などよく使います。研磨ベルトの持ちも良いし目の粗さも色々有ります。



スピンドルサンダーといいます。研磨棒が回りながら上下に動きます。凹面研磨に威力を発揮しますが、特殊です。ぴったり使用目的が合えばこんな便利な工具は有りませんが、そんなに使用頻度は有りません。



ジョイントカッター。板と板の継ぎ手加工に大変便利です。仕組みはタボ埋めと同じで、正確に容易に出来ます。両方の板に細長い穴を開けてビスケットというジョイント材を介して板同士をつなぎます。僕が良く使うのは額等の留め(45度)加工の時です。




電動カンナのような形ですが底面にはサンダーベルトが張ってあり回転しながら板の面を研磨します。ちょっと大きめの作品の研磨用です。強く押すと傷が付くのでやさしくです。



充電ドライバーです。僕の木工作品はあまりネジは使いませんが、冶具を作ったり機械の手入れなどやはり一家に一台あると便利です。手に豆を作ることも有りません。組立て家具はアっという間に出来てしまいます。



クランブは色々あります。色々な種類が必要になってきます。



集塵機。これが無いと頭の上に木のホコリが積もってしまいます。木工をやっている時間の半分は掃除の時間です。古い掃除機なども使って、いかにホコリを出さないかの工夫をしたいものです。



電動工具の安全で効率的な使い方の紹介は日本では遅れているような気がします。ちょっとした気の緩みが事故になります。慎重に使いたいものです。また音とホコリ対策は十分にしたほうが良いと思います。機械を使えば素人でも簡単にプロが作ったような物を作れるようになります。でもそれだけに危険も潜んでいます。くれぐれも慎重に機械は扱ったほうが良いと思います。