串アサリ(Vol.11)


 昔、よく食べた串アサリですが、今では作っている業者は、この地方では半田市亀崎の一軒だけになってしまったそうです。亀崎では今でも5月の潮干祭には各家庭で作って食べるそうです。我が家でもこの串アサリが大好物で、味に魅せられ、自分で採ったアサリで作りたくて、潮干狩りに出かけます。干すと縮むので、アサリは大粒のアサリの方が作りやすいし、美味しいですね。

 





串アサリの作り方を紹介します。

自己流(マッキー流)ですので 参考にしながら作ってみて下さいね

  
まずはアサリを剥く作業です。

貝剥きナイフは色々な物が有りますが、自分で使いやすい物を探して下さい。マッキーは葉型の『ともがい』というタイプを使っています。使っていると金の部分の刃が鋭くなってくるので指を切らないように注意しましょう。ゴム手袋をした方が安全です。
アサリ剥き用のナイフは釣具屋さん、金物屋さんなどで購入しました。
潮干狩りに出掛けたときに現地の金物屋さんを覗くと、潮干狩りグッズが色々あって面白いですよ。

大きいアサリを選んで、開いた殻の隙間から貝剥きナイフを入れて、貝柱を切り外し、アサリを剥きます。もちろん、生ですよ。


出来るだけ身を崩さないように、ひも(タスキ)の部分を切らないように剥きます。


剥きアサリもこうして見ると美味しそうですね。


剥いたアサリに両タスキの間、水管の内側から竹串を通します。


水管に挿して、1串に6個並ぶようにします。


専用の竹串や干すときに使う縄は、亀崎の竹屋さんで入手できます。焼き鳥用の丸串を代用しても味に変わりは無いと思いますが、やはり干しアサリ専用の竹串は扱いやすいですね。尚、マッキーは竹を割って長さ20cm、太さ2mmくらいの角串を自作しています。


縄の縒りをきかせて下から梯子状に刺して干す。


お好みで、半日から1日干します。潮干狩りに行くときは明後日の天気まで心配して出かけるわけです。やはり晴天だと出来上がりが良いですからね。





ハエが飛んでくる季節になると
干し網カゴを使って干します。
中段を外すことが出来て、
出し入れがしやすい
U字型の口のカゴが最適です。




中の取り外せる木枠は自分で作りましょう


出来上がった串アサリです。
あぶって食べても良いですし、
串を半分に切って、天ぷらにしても良いです。
レンジでチンでもイケます。
フグのヒレ酒のように串アサリ酒も旨いと聞きました。

我が家では冷凍で保存して何時でも出番を待ってます。

串あさりの天麩羅
串にへばり付いた水管を歯で剥がして、
串がピカピカになるまで頂いちゃいます。
ついでに
潮干狩りでゲットしたワカメも天麩羅に。


尚、生きたアサリの取り扱いには注意してくださいね
腐らせないように!
自己責任でお願いします。





真珠を作るアコヤ貝で干し貝を作ってみました。
塩に少し漬けて干して天麩羅で
食べましたが、
シコシコしてアサリより あっさりー でした (^^ゞ
これも美味しい。簡単ですよ。


あまり関係ないけど、、、こだわりの一品



アサリの酒蒸しや味噌汁で殻を捨てる容器です。
アサリが一段と美味しくなった気がします?
陶器市で見つけて来ました。他にも使い道が多いです。


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