栗拾い(Vol.20)


実家の裏山に栗拾いに行きました。
去年は豊作でしたが、今年は不作、
何とか少しだけは獲れましたが、
柿と一緒で周期があるみたいです。

栗のイガは鋭いので
慌てて獲ろうとすると
チクリです。
痛いですよ〜

そこで、
火バサミの登場です。
皮の厚手の手袋
更に長グツだと完璧です。


もし栗園に行かれたら、
大きくて虫穴のない、艶のイイのを
よく見てから拾いましょう。




栗の甘露煮


栗1Kgに対して
砂糖400g
みりん大さじ2
塩少々
焼きミョウバン小さじ1
くちなしの実2個

栗の鬼皮と渋皮を丁寧に剥いていきますが、これが大変な作業です。熱湯に浸けておくと、鬼皮は剥きやすくなりますが、渋皮は日本産の栗は、くっついて剥がれないので、ナイフで切って剥いていきます。だんだんナイフの切れ味も悪くなってきて剥きにくくなるので、途中でイヤになり止めたくなります。そうしたら渋皮煮に変更したり、半分に切って、スプーンで掘り出して栗きんとんという手もあります。
まあゆっくり音楽でも聴きながらやりましょう。

1) 剥いた栗をミョウバンを入れた水に30分ほど入れておきます。

2) 栗を水洗いして、クチナシの実と一緒に色付くまで数分煮ます。クチナシはつぶしてペーパータオルなどに包んで置いた方が後の始末が楽です。

3) 砂糖、味醂、塩を加えて栗が軟らかくなるまで煮ます。砂糖は徐々に入れて濃度を上げた方が甘味が染み込みます。

4) 次の日まで放ったらかしにして、翌日栗は取り出してビンに入れ、汁だけ煮つめ、冷めたらビンに加えます。


ポイントはくちなしの実です。
くちなしの実を置いている店が見あたらず、苦労しましたが、
名古屋の明治屋で発見。
色づけの為に入れるので味に変わりはありませんが、
見た目がかなり良くなりますね。



出来上がりです。
お正月のおせち用に、ケーキ用に、
美味しくって『ビッ栗』

本当はマロングラッセを作りたかったのですが、栗の種類が違うので諦めました。和風マロングラッセなら数回砂糖の濃度を上げて煮る冷ます、を繰り返すと出来るそうですが、試してみたら栗が段々分解していってしまいました。又トライしてみます。