自ビール(Vol.4)


  ビールを作りましょう。「エエッ?ビール作れるの?どおせ旨くないんじゃあないのぉ?栓は?泡は?」と最初は誰もがびっくりしますが、何でも成せば成るのです。
 それより自分で作ってみると、今までビールに対して何に
も気
づかず、というか我々の無知さに驚きます。「モルツ、モルツ、モルツ、モルツ」とCMで流れてきますが、何となく旨そうなソノ気分になって、ソノ気で飲んでますが、「モルツって何ぞ?」と聞かれたら、「麦芽」と答えられれば上出来として、では麦芽とはなんじゃ?となると・・・。麦の芽?そうです。麦の芽が出たところの麦を乾燥させて、ビールの素を作るわけです。

 麦といっても麦茶の麦は六条麦という種類で、ビールには二条麦という種類を使います。日本ではほとんど栽培されておりませんので、麦芽といってもピンと来ないのは当たり前と思います。芽の出たての麦の種はエネルギーの源の糖分をいっぱい蓄えていて、これを乾燥させて砕いて麦汁にします。
ついでに「ホップが効いて旨い。」とか言っちゃてるけど、ホップって何や?なんか旨そうなジャンプしそうな名前ですね。

 甘い糖分いっぱいの麦汁が酵母の力を借りてアルコールと二酸化炭素になるというわけです。日本酒なら酒米、ワインなら葡萄、焼酎なら芋や麦から発酵させます。

それでは地ビールでなくて自ビール作りにチャレンジしましょう。

基本的な作り方は簡単。ビールの素という缶詰を買ってきて2リットルのお湯で薄めて煮込み、蓋付きのバケツに15リットルの水で薄め、ビールイーストを入れるだけ。20〜25度ぐらいの温度で一次醗酵させます。

 次に1週間たってから瓶にスティクシュガーと一緒に瓶詰めして栓を打つだけ。2週間で飲めます。ホントの生ビールですので、1ヶ月以上熟成させると、さらに旨くなりますが、やはり、熟成し過ぎると、ひねた味がしてきます。自分で作ったビールを最初に飲む気分は最高です。

 
日本で飲みなれているラガービールの他にも、渋味のあるビターとか、いわゆる黒ビール系のスタウトとか、色々とあります。生姜を入れてジンジャーエールを作ったり、イチゴやバナナをいれたり、と楽しみ方も色々です。私の気に入っているのはビターとスタウトを混ぜて作ったビールです。水は湧き水を汲みに山奥に行きますが、それは気分というか、こだわりの世界です。

ビールの素を溶かす 1週間して瓶詰め 消毒用エタノール 打栓器 栓など
作り方の詳しいことはビールの素の説明書や色々な本も出版されてるので、それを見ると良いでしょう。

ビンに貼るラベルも作ってみました。

もちろん名前は『木林ビール』